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2009年4月15日

日本にアップルは生まれない...と思う


政府の補助に頼る日本の製造業に未来はない
 自動車産業が生き残る道も、水平分業に展開し、技術的に高度な部分を担当することだろう。たとえば、新興国向けの低価格車も、すべてを生産するのではなく、エンジンだけを担当するというような方式だ。それをしなければ、コモディティ化に巻き込まれるおそれがある。

 ただし、そのためには、これまでの強固な系列関係を切る必要がある。日本の自動車企業がその方向に進めるかどうかが、未来を決める。

アップルが水平分業を取り入れて技術的に高度な部分だけを担当できるのは、低位の部分の仕事を英語圏の賃金の安い労働でまかなえるからではないでしょうか。英語は世界共通語ですから安い労働力はまだまだ豊富です。

方や日本はそれを中国を舞台にここ数年やってきましたが、相手は日本語のしゃべれる中国人でした。しかし、中国人の賃金もかなり上昇したのでもうその手は使えなくなってしまいました。

野口教授の「水平分業」を英語でやろうとすれば、IT業界でおこなわれている「オフショア開発」に近いもの私は想像しました。...が、多分無理です。やはり言葉の壁があまりに大きすぎです。
このような事態が続けば、日本産業の生産性は、長期的に低下してゆくだろう。それは、政府の保護に依存して衰退した日本の農業がたどった道である。日本の製造業は、いまその方向に向けて踏み出そうとしている。

「あえて衰退させようとしている」とも考えられます。かつての日本の農業の衰退は日本政府の思惑どおりだったんじゃないでしょうか。

当時は農業から工業への産業構造の移転に伴って、労働力を産業移転に乗せなければならなかったと思います。当時、暴動もほとんど起こさずに労働力を移転させることができたのですから、今回もそれを狙っていてもおかしくないと思います。

自動車産業よりも、受け入れ先の給与とかインセンティブが高ければ自然にそういう流れになるのだと思います。その労働力の受け入れ先が未だ見えてこないのが残念ですが...。

介護・福祉・医療・教育などの民営化がすすんでいない分野がその受け入れ先なのではないかな、と思いますがどうでしょうか...。

2009年3月24日

医療とIT -2- 「医療崩壊とIT化」 

 

Blog vs. Media 時評で見つけた

医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か


という本。未読だが興味深い。

 

というわけで、医療関係で思ったことを以下駄文。

先日の阿久根市長の公表した医者の給料の話題で盛り上がったときに思ったのだけど、このニュースに対する読者コメントでは医者が2,600万の給料で高い、けしからんと怒っているものが意外とあったため、驚いたものだ。

医者が年収で2,600万って高いのだろうか。

優秀な学校の理系クラスをそれぞれの地域で一番の能力を勝ち抜いてきた秀才たちであるわけで、医者になるためにも相当な学費を投資しているし、医学部でも国も相当な投資をしているはずの日本の最高峰の頭脳集団なのだから、もっと医者を大事にしたほうがいい。
医者になってからも訴訟リスクや、病気を移されるリスクなどハイリスクを抱えているわけですよね。阿久根市レベルの自治体の事務職が700万もらっていることには憤慨したけど、2,600万円はちっとも高いと思わなかった。まぁいつものマスコミの洗脳が効いている証拠ですね。

医師ブログというカテゴリがあって、下記はBlog vs. Media 時評から引用。

医師ブログ側にあるマスコミ不信は強烈です。しかし、ブログの世界だけに止まって議論していて、行政まで変えられるはずがありません。メディアの力も借りてでも動かして行かねばならないことに早く気付いて欲しいと思っています。そして、その段階では匿名から実名に切り替わらねばなりません。私が扱っているオピニオンのページなど、新聞メディアで行政の無様さに対し真っ正面から発言をしていただくためには実名で登場してもらうしかないのです。

なるほど、医師の世界はマスコミ不信なのですね。一般ピーポーな私たちですら最近ではマスコミのひどさに辟易しているくらいですから、適正な医療行為にもかかわらず、訴訟騒ぎをあおられるお医者さんからしたらたまらないわけですね。

本当に既存のマスコミは一度リセットしたほうがいいですよ。あまりにひどすぎる。


■■■


ところで、お医者さんには遠く能力の及ばなかった一般ピーポーですが、IT分野も社会からの扱いは似たようなモンで、労働環境もひどいし報酬にも全く反映されない悲惨な業種という意味ではつながりがあります。(嫌なつながりですが...)

〔針路IT〕米国が急ピッチで進める医療IT化に学ぶ
内閣官房のIT戦略本部が2009年3月2日に提示したIT分野の緊急対策案の中に、医療機関同士を広帯域ネットワークで接続する「日本健康情報スーパーハイウェイ構想」(仮称)などの計画が盛り込まれている。だが、情報共有に向けた具体的なロードマップはまだ描かれていないようだ。かけ声だけで終わってしまうのだろうか。

 

残念ながら、現在の政府ではかけ声だけで終わるだろうから次期政府以降まで待ちます。
まぁ待ったところで、マスコミと官僚を筆頭とした既得権益層が牛耳る日本社会の構図が変わらない限りでは、どちらの業種も報われないのは変わらないので、それほどの激変は予想できないですけどね。

とはいえ、今後の医者業界のIT化には興味があります。日本政府はオバマ大統領が宣言したようなIT化による医療事務の簡素化による無駄な経費削減などの施策に追々するのだろうか。

ぜひやってほしいなぁ。医療のIT化は喫緊の課題だと思います。
医療のIT化のためには、カルテ情報は個人情報保護に始まるセキュリティ対策が必須だし、情報資産管理対応も必要だし、遠隔の在宅医療にはインターネットの高速回線とテレビ会議システムが必要だし、医療事務についてはまったくの無知だけどおそらく有効なIT化が可能だろうと思うし...。

個人的にも医療がIT化されて情報公開されればいろんな意味で安心もできる。

政府が医療のIT化推進を決めてしまえば、あとは雇用やアイデアや無駄な経費削減が一挙に進むと思います。お医者さんはレガシーで無駄な事務仕事時間を、患者の診察と対話という本業にシフトさせられるし、いいことずくめだと思うのですけどね。

阻むのはやっぱり厚労省を筆頭にする既得権益層か...。


■■■


【基礎解説】レセプトのオンライン請求義務化

オンライン請求が完全義務化されれば、保険診療を継続できない医療機関が出てくることが想定され、地域医療の崩壊を招く恐れがある」としています。


オンライン完全義務化でいいでしょ?もし必要ならボランティアしますよ。NPO作るとか。

ITでよほどだまされた人が多いんだなぁって思う。勝手な想像だけど、業務系システムとほとんど一緒じゃないの?レセプトって良く知らないんだけど、ねぇ。

小さい病院だったら、利用料だけ払って業務システムが使えるクラウドに乗るのも考慮すればいいかもしれない。数年先の話かもしれないけれど。

 

■■■

 

今日のWBC決勝戦は延長戦でしたね。
イチローが最後においしいところ(勝ち越しタイムリー)を持って行きました。

日本5-3韓国
ということで日本チームの世界一連覇おめでとうございました。

 

勝ったから言わせてもらうけど、韓国についてひとこと。

一度ソウルに行ったことありますが、あまりいい印象がありませんでした。
残念ながらもう一度行きたいとは思いませんでした。だって、飲食店で「ちっ」って舌打ちするなんて考えられますか?それも1回の旅行で2度ですよ。

よほど日本が嫌いなんですね、韓国の人。

でもいい加減、過去のことを持ち出すのはやめてほしい。僕らの世代が知らないことだし、その点は僕らの親たちの世代が十分保障もしたはずなんだから、これからはよき隣人として正々堂々とやりましょう。

 


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2009年3月19日

産業別雇用者数の構成比 -女性の平均給与向上策-

 

残念ながら日本は韓国に負けた(日1-4韓)ようで...。結果を見る限り大洋勢(村田、内川)はがんばったみたいだから良しとする。...で本題。

 

製造業に仕える身としては、正社員とはいえ派遣の雇い止めに始まる雇用調整は他人事じゃないので、ちょっと調べてみた。

さて、厚生労働省の統計調査別公表データというのがあるのだけど、非常に見づらいし使いにくい。仕方がないので、金融広報中央委員会というところが発表している「産業別雇用者数の構成比と雇用者数に占める女性の割合(2006年)」という統計資料を元にグラフを作ってみた。

厚生労働省のは論外で使いにくいのだけど、上記のこちらの表もデータの並びがおかしくて、手入力を加えることでやっとこさグラフにした。...しかし、やっぱりあまり出したくないのかな、統計情報は。こうしてグラフにするといろんなものが見えちゃうしね。

産業別雇用者数の構成比と雇用者数.JPG


さて、被雇用者数は5,472万人、うち女性が2,277万人。ふむふむ、そうだったの?意外に働いている人口は多いと思ったのは自分だけ?そして今回の不況で大騒ぎの根源、わが製造業だけど、騒ぐだけあってやはり被雇用者数は1,082万人と多い。ついで、小売業、サービス業と続く。


目を引いたのは医療・福祉関係の従事者数。女性が圧倒的で約80%を占める(図中黄色の山)というところ。

この業界は慢性的な人手不足で、東南アジアをはじめとして海外からも人をいれようとしているけど、これから大幅に剰余感が出てくる製造業から医療・福祉に移転するようにすれば移民は要らないんじゃないの?と。

やはりそれにはまず、看護士や介護士が薄給だというのは定説なので、まずこの分野の給与の底上げが第一。業界の給料を現在の製造業従事者並みに上げるべきだと思う。

また、女性が多いということは男性がそれだけ少ない業界なので、男性が入りやすい環境を作ることも大事。

ついでに言うと、専業主婦って今どれだけいるのかわからないけど、ほとんどが中高年で若い女性の主婦ってほとんどいないでしょう?それなら配偶者控除のための103万枠は廃止すれば、枠にあわせるために就業時間を抑えるなんてことをやめるだろうし、給料が良いという前提ならフルタイムで働いてみようと思う人増えるだろうし、人手不足が解消されれば外国人に頼る必要もない。


女性の平均給与は確実にあがって移民も不要の論議になる。いいことずくめじゃないかなぁ?103万枠があるからそれ以上働か(け)ない、っていうご婦人は結構多いと思うし、未婚の女性にとっては逆に害のほうが大きい不要の制度でしょう。男女平等の社会を目指すのなら要らないと思います、この制度。

 

ところで、製造業派遣の禁止が議論されている、なんてニュースがあったけど、あれって実は正解なのかも?とか。つまり製造業をあえて長期的に衰退させて医療・福祉の分野へ人を流す作戦だったりして...。

だからこれからは医療・福祉の時代かもしれないですよ、みなさん!(勝手な推測なんでクレームは受けませんのであしからず。)

 

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2009年3月 5日

オバマ大統領の予算演説 -御殿場の公共投資案-

2月26日に行われたオバマ大統領の予算演説のスクリプトを入手。

リンク:President's Message

気になるところだけ引用。

1.To improve the quality of our health care while lowering its cost, we will make the immediate investments needed to computerize all of America's medical records within five years while protecting the privacy of patients. This is a necessary step to reducing waste, eliminating red tape,and avoiding the need to repeat expensive medical tests.

医療を充実しかつ費用を抑えるために、今まで保護してきた患者のプライバシーを5年以内にすべてコンピュータ化することに投資する。役所仕事(red tape)を排除(eliminate)する。

2.We'll provide new technology and new training for teachers so that students in Chicago and Boston can compete with kids in Beijing for the high-tech, high-wage jobs of the future.

シカゴとボストンと北京の子供たちが競い合い、将来ハイテクで高給の職に就けるようにするのに、教師たちに最新のテクノロジーとトレーニングを施す。

3.We will repair crumbling roads, bridges, and schools as well as expand broadband lines across America, so that a small business in a rural town can connect and compete with its counterparts anywhere in the world.

田舎でSOHOを起業している企業化が、世界中の起業家とつながり、競い合うために、現状ぼろぼろの道や橋や学校やブロードバンド回線を修復する。

 

興味のある方はとりあえず全文を読んでください。元気になれます。日本のリーダは政局に明け暮れている間に、大不況の沈んだ空気を何とか元気付けようとアメリカ大統領はこんなにすばらしい夢を語っています。

 

以下、それぞれの引用文の感想。 

1.アメリカの患者のプライバシーはかなり強力な個人情報保護がされていると聞いたことがある。実際、医者が患者の既往歴を勝手に見ることもできないというほどだそうな。これをすべて電子化する、ということだからかなり大胆、かつ、効率よくなるだろうなぁ、と感心。

「役所仕事を排除する」...アメリカの大統領がこれだけ大胆な言葉で言い切ってるんだから、日本のトップだって言っちゃえばいいんじゃない?

2.教育については先生のほうを教育しなおす、という観点がわかりやすい。英語教育を必修にするといわれて、生徒じゃなくて先生のほうがビビッているというのが日本の先生の現実。先生が現代の教育方法についていけないのなら「先生を教育しなおす」という論理。まさに正論。

...北京があって東京がないのが気になるけど、今の日本の状態じゃ無視されても仕方あるまい。

3.田舎のインフラを整えてSOHO起業を促そうとしているなんて本当にうらやましい。こうしてきちんと理由が示されればインフラを整えることに反対する理由はない。だけど「なんとなく今までやってきたから」っていう理由がものすごく嫌。「前例主義」は大っ嫌い!

 

さらに3.に関連してだけど、ソフト開発は田舎でこそ発展の余地があると思う。

東京にひしめく開発系の会社は、足りない人手をインドや中国などのSEで補っているのが現状。さらにわざわざ給料の高いブリッジSE(通訳みたいなもの)使っている。東京には通勤するのも大変だし、徹夜もあったりでSEはへとへと(自分はそれやってたので...)。満員の通勤電車にも乗りたくないし、また、終電を逃せば家に帰ることができなかったりもする。

よその国に仕事をやって国内雇用を生まない上に、英語がしゃべれるだけのエラソーな兄ちゃんに高い給料を払い、若者の貴重な労働力をムダに浪費させている。ほんとうにムダ。だれも浮かばれてないでしょ?

だから、もし田舎でSEの仕事を請け負うなら、データのやり取りや日常の打ち合わせをテレビ会議で済ませるのに、オバマ大統領も言っているように、ブロードバンド回線をしっかりすればいい。通勤は車で短距離、短時間だし、住居も安い。もしクライアントとFace to Faceで打ち合わせするにしても、東京までは新幹線やら高速バスやら鉄道でいける距離なんだから。

だから「道路やハコモノを作るのはもう止めて、東京のソフト開発会社を誘致すればいい」と思うんですよね。

若林市長。見てますか?御殿場の若者に仕事を与え、よそからも人が移ってきて、東京の学校で勉強した若者も古巣に戻ってくる。コレこそ立派な公共投資でしょう?どうですか?

 

とりあえずこの辺にして、今日は「予算演説で夢を見させてくれるアメリカはやっぱすごい!」ということでおしまい。

 

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2009年3月 3日

御殿場市の若者たち

2年ほど住んでいるが「御殿場には向上心がある人があまりいないのかな」っていったらすごく挑戦的なのは承知で、匿名ブログなのであえて言ってみる。

市内を東名高速が横切り、今や御殿場の代名詞的な存在のプレミアムアウトレットと御殿場高原ビールがある。自衛隊の駐屯地があったり、今年の税収は当てにできないだろうがトヨタや矢崎などの工場があったりする。だから現状は雇用や税収に困らないので比較的裕福な自治体なのだと思う。でもその恩恵は東名高速の往来と自衛隊がもたらしたものであって、自治体や住民の努力とはあまり関係がないと思う。

なぜそう感じるかというと、外部資金が潤沢である一方で、市の中心街にまったく活気を感じないから。はっきり言ってさびれた商店街だ。毎日の通勤で寄りたい店もない。昨年は広報誌に載っていた市の活動にもいくつか参加して個人的には楽しめたが、活気があったかと聞かれると疑問。

以前のエントリにもつながるのだが若者不在が大きい。御殿場の若者はどこにいるの?と不思議に思っている。夏祭りを歩いたときには結構大勢の若者を見たのだが...。(ちなみに私の若者の定義は20代から30代半ばまでを指す)

会社に若者がいないのは就職氷河期という理由があるから説明もつくのだが、町に若者がいないのは単純に町に魅力がないから。お金がある自治体なのに町に魅力がないのは、自治体や住民が魅力あるまちづくりをしてこなかったってことでしょ?

そもそも若者には仕事がないから金もない。だから今の年配者がかつてやってきたような派手に遊んだ経験もない。年配者は金は持ってるし派手にやった経験もあるから、おとなしい若者にふがいなさを感じているのでしょう。だけどそれは若者に雇用と機会を与えてこなかったからでしょ?

親に金が有って大学にいけた若者は東京に出て行ったまま帰ってこないだろうし、金がない若者はなるべく表に出ずに、いろいろ言われるのを嫌って行事にも参加しない。そしてさびれた町と若者不在の行事だけが残る。


若者には未来を夢見る気持ちがあるし、本来持っている向上心に加え郷土愛があるはずだ。若者がしらけているのは、(無意識かもしれないけど)抑圧している大人の側に責任があることをそろそろ自覚したほうがいい。「まちづくり」など年配者だけで企画している行事はいっそのこと若者にすべて任せてみてはどうだろう。しかも「金は出すけど口は出さない」という条件付きで。

御殿場を活気ある町にしたいと思うなら、若者が求めるものを若者たち自身に作らせるという考えに切り替えてみてはどうだろうか。外部要因である雇用と税収の安定は永久になど続くわけがないのだから、今あるうちに次世代を担う若者や子供を持つ家庭に投資したほうがいいと思う。


■ヒトリゴト
若林市長の公約であった、中学3年生までの医療費無料は子を持つ家庭にとって大変ありがたいです。次の一手期待しています!

■子持ち36歳会社員から市長へ! ~医療と図書館~
外科・内科を中心にした総合病院がほしいですね。また、出産ができる産婦人科も市内にはひとつだけと聞いていますので医療の拡充をお願いします。それと会社員にとって18時に閉館する図書館は不都合です。閉館時間の延長をお願いします。(ちなみに沼津市は金曜だけ21時まで開館、WEBサービスも利用できますのでご参考)

...今回はこのへんで。

 

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2009年2月25日

知識社会

ドラッカーの「ネクストソサエティー」と同時にトフラーの「富の未来」を読んだ。

知識社会という共通のキーワードがある。「富の未来」は膨大な事例が挙げられており、途中で少々読み飛ばしてしまった部分もあるが、印象的なキーワードを列挙する。

非競合財としての知識、生産消費者、「常識」「一貫性」「権威」「啓示」「時の試練」「自然科学」という六つの"真実の基準"、NASA(GPS)、非同期化による摩擦、死知識、外部記憶...

いろいろ示唆に富む本だ。

死知識、外部記憶のくだりでは野口 悠紀雄氏の「超超整理法」を思い出した。つまりデータはパソコンにおいとかないでGmailに入れとけ、と。ちっぽけな入れ物にこだわるな、という意味でね。

自然科学以外の5つの基準では、自然科学が低く見られている現状の嘆きとその危険性の指摘が参考になった。早速NASAのサイトでメーリングリスト登録して記事を読むことにした。

生産消費者では「ネクストソサエティー」のNPOやボランティアを思い起こさせたし、確かに言われるとおり、自分で消費するサービスを自分で生産していることに改めて気づいた。だからと言うわけでもないが、ガツガツ給料を求めるのは改めて時代遅れなんだなぁと実感するところ。

非同期化による摩擦では、まさにわが日本の既得権益層が若者を食い物にする構図。

 


日本は今が「生みの苦しみ」の時代であることを願う。若者のかなり先に進んでいる知の感覚と、全くの時代遅れで現代に同期できない既存システムとの摩擦状態。2009年のこの不況が既存の旧来システムと自民党政治を破壊して理想の同期状態に近づくことを望みたい。

同期させるためには、政治、雇用、年金制度、医療保険制度、学校教育...すべて一度リセットしたほうがいい。もし、為政者が旧来システムを維持するつもりならば、私は子供たちに日本を捨ててもいいと思って育てるつもりだし、実際にその準備中だ。若者(若い夫婦)は子供をつくらないという抵抗、またはそもそも結婚すらしない選択をしているが、私は子供を作った。でも今の腐敗しきった状態の日本が続くならわが子に背負ってもらいたくなど無い。

そしていい加減に目を覚ませ、政治家、官僚、公務員。われわれ納税者が税金という給料を支払ってあなた方を雇っていることをお忘れですか?不幸にもクビになってしまった人の面倒を見るのはあなた方公務員の仕事です。

企業の派遣問題に目を移してみる。日本プロ野球にたとえれば、プレーヤー(民間企業)はルール(法律・規制・条例)に従ってプレーしたのに、明らかなセーフ(派遣問題)をアウト宣告されたようなものだ。しかもプレーヤーより審判(公務員)のが給料が高くて人数も多くていちいち細かいことにうるさくて、そして決定的なのは今回の明らかな誤審(派遣問題)。今回の件で白けてしまったチームは縮小(人員削減)または解散(倒産)へ。優秀で鼻が利くプレーヤーはメジャー(海外脱出)を目指す。高校野球などプロ野球を支えてきたアマチュア野球も先細っていく(少子化)から、新人選手(新入社員)は今後あまり期待できないし、即戦力じゃないから育成にも手間がかかるのにその予算も無い。観客(投資家=多くは海外)もつまらない試合に金を払わないのでますますお金は回らない。まさに日本の縮図であるかのような日本プロ野球。

こんなん書いてなんだけど、大洋(横浜)はまだ存続してくれるのだろうか...。


...まぁ、とりあえず、下巻を読もう。

上巻だけの感想を述べると、今後の世界が「知が力」であると証明されていくのだろうと思うこと。そしてそれを期待したいと思ったこと。自民党退場後の政権担当政党には、大阪で汚れ役に徹している橋下府知事くらいの徹底したどぶさらいを期待したい。


 

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2009年2月17日

医療とIT

うちにも老人を介護している母がいるのだけど、病院にいってもほんの数分診察してもらって薬を処方してもらうだけなのに、世間じゃ「医療にはお金がかかる、医療が崩壊している、年金じゃ暮らしていけない」と大騒ぎしているのがとても不思議。

老人介護だって、寝たきりや痴呆症は別だろうが、歩けりゃ散歩できるし、本でも読んで聞かせてやって、話し相手が居て、ご飯作ってやりゃいいのなら、正直うちの子(4歳)の通う保育園と変わらんだろうに。だいいち老人のみんながみんな寝たきりや痴呆ばかりじゃなかろう。

もう少し医療を(特に老人医療)切り分けて考えなきゃならないのではないだろうか。それにはITが不可欠だ。ドラッカーも「医療の八割が専門看護士で処置できる」と書いている。

高性能な双方向通信可能なテレビ電話を老人がいる各家庭に配ればいい。そんな双方向テレビを開発するのは日本の優秀な製造技術をもってすれば楽勝でしょう。でも、そんなテレビができたとしてもいろんな制度作って普及を阻むのは誰?まぁいつものことだろうけどね。

そして、物流は急速にIT化されている今なら、処方された薬の受け取りは問題ないはずだ。先日USのサイトであるものを発注したら、以前は1週間くらいかかったのだが2日で届いて驚いた。一方、ネットでの薬の購入を禁止することを決めた厚労省には閉口する。

 

それにしても昨日の中川大臣のG7での会見は酷かった。飲酒とか薬とか病気とかいろいろ理由づけされているけど、理由抜きにあんな醜態さらした時点で日本の恥。自民党は終わり。さっさと退場しろ。

旧来の既得権益層を破壊するのが急務だ。

 

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