2010年3月 7日
2009年3月25日
銀行って要る?
起業を考えていた時期にいろいろ調べたのだけど実際は、よほどの担保か連帯保証人かがなければ融資しない。つまり銀行は法人に対しての融資じゃなくて、担保と連帯保証人に対する融資だからほとんどリスクがない場合にしか融資しない。そんなの怖くて起業なんかできっこない。
家を建てるときも住宅ローンを調べたけど、連帯保証人がいなけりゃ保障協会にリスクを負わせる。(もちろんその分の金利UP)
企業融資だって信用保証協会の保障割合が100%から80%になったからって貸し渋りはじめたって話をきいたことがある。
人の金使って景気がいいときには儲けまくっているくせに、不況で損しそうになったりすれば貸し渋り、実際損したら公的資金注入?何それ?
「銀行は雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」という誰が言ったか知りませんけどこの言葉は、銀行のことをまったく良く言い当てているすばらしい名言ですね。
だから、「なんのためにあるのよ、銀行って」って最近思っていたんです。
そこでこんな記事を見つけました。
特に問題なのが株式投資である。株式保有は価格変動率(リスク)が高く、このところの株価の下落によって銀行は巨額の損失を計上した。政府は昨今の株安を契機として自己資本比率規制の緩和や公的資金の資本注入の計画を進めているらしいが、株式投資という銀行の本業以外の、高いリスクがある事業のために預金者を危険にさらす状況はおかしい。まして、税金の投入などという話になるのは理解に苦しむ。もちろん、株価あるいは配当が上がる可能性もあるが、決まった金利を受け取るだけの預金者にはまったくといってメリットがない。
何やってんの、銀行屋って。そんなあくどい商売だとはてんで知らなかった...。
株で儲けた分の金利払え!
記事にもあるように、預金者の預金保護と企業への資金融資という大義名分があるから、公的資金注入が許されているというのに、貸し渋り・貸しはがしで企業を倒産させまくっている銀行なんて要らない。
ドラッカー先生も
「今の日本の銀行をみていると、第一次大戦の直後に私の父親が頭取を務めていたオーストリアの銀行を思い出す。1人でできることを4人でやっていた。」
と語っていることもあるんだし、リストラ・ワークシェアはまず銀行からでは?うちでクビになった派遣の人たちとか雇ってあげてほしいよ、まったく...。
今週は年度末だから、つなぎ資金も借りれない会社がいくつもつぶれるだろうけど、ただ飯食らいの銀行のひとつやふたつくらいつぶれてくれて結構。ぜんぜん困らないし、無駄な税金投入がなくなって国民の資産の毀損は防げるから。個人的にも預金保証限度枠(いわゆるペイオフ)の1,000万も貯金ないし。
...いっそ巷でうわさのマイナス金利にすれば?銀行は貸し出さなきゃほっとくだけで損するんだから。ちなみに本日の普通預金金利0.04%、10年定期で0.6%台 orz...
ランキングに参加しています。よろしければクリック↓お願いします。
2009年3月 2日
大企業と個人のIT利用と投資について考えてみた
企業内ITの利用用途は、バックオフィス業務の効率化を目的としたERPが主だ。扱うのは会計・販売・在庫・購買・生産・人事・給与などの基幹業務である。扱うデータの性質上セキュリティを堅牢にして万全の体制を築く必要があるため膨大な投資がされている。維持費用単位は億。
一方でメール、WEBなど通信関連の維持費用は圧倒的に低い割合にとどまる。特にここ数年で劇的に低下した。おそらく個人利用の通信費用が低下したためそれに引っ張られているのが原因だろう。維持費用単位は一桁下がって千万。
さて私的なIT利用だが、今やWEB閲覧による情報収集だけにとどまらず、書籍・子供用品・家電全般・食料品・酒などの購入、光熱費・通信費・自動車保険・生命保険の各種支払いのカード利用履歴確認、銀行振り込み、残高確認...など幅広く利用している。
しかし一方でリアル店舗での利用は、ホームセンターの日用雑貨、スーパーの食料品、近所のラーメン屋、ガソリンスタンドで給油くらいか。しかもリアル店舗には毎週末行くともかぎらない。
IT環境維持にかかる費用だが、月々の固定費用は1万円程度の通信費用くらい。5万円PCがでてくるなどハードは劇的に安くなっているし、それも数年に一度の出費だ。
そこで、企業と私的利用でIT利用用途の路線がはっきり分かれてきたのがわかる。データの取り扱いについての感覚だ。
企業はおそらく基幹業務データを外に置くことはできない。つまり今後もデータを内にかかえるためだけに膨大な資金を投入しなければならない。同時にそれを守るためのセキュリティ対策にも膨大な資金投入がされている。サーバ設備維持や運用のための人件費や保守費だ。正直担当としては無駄金食いだとバカバカしく感じている。しかしそれをしなければならないのは、企業が所有する情報資産(個人情報、知財、営業秘密などのデータはもちろん、ハードの信頼性他、ITにかかわるあらゆるもの)の信頼性を求められているからである。
そこで思うのはいったい誰がその信頼性を求めているのか、だ。
その前に、データ保全の必要性をあるサイクルに示すとこうなる。
情報漏洩・情報システムの不具合
⇒親会社のブランド失墜(マスコミによる攻撃が主)
⇒売上減少
⇒対外的評価減による株主の利益損失
⇒株主による役員追求...従業員の士気低下...品質低下...売上減少...
つまりデータの信頼性低下で不利益を被るのは、マスコミ(顧客)にさらされる大企業だけなのだ。だから信頼性維持を求めるのは大企業自身だ。
もう一度「なぜデータを外に置けないか」ということを考えてみるのだが、理由は「預け先の信頼度」と「費用」の問題だろう。
費用はだいぶ下がってきているようだし、利用者が増えればもっと下がるだろうと思う。預け先の信頼度についてだが、もともと自前でのデータ維持の信頼性が高いとは実際には言えない。なぜならわが社だってサーバの管理者権限のIDパスワード管理も、書類上だけの話で実際にはそんなに厳密じゃない...(やばっ!)。大企業の元従業員が情報流出させたり、退職した元従業員が持ち出したIDパスワードを悪用する犯罪など、枚挙にいとまがない。まして静岡は自然災害のリスクが高い(らしい=富士山噴火?)。
その考えで行けば、今後はSaaSを検討することは現実的となるだろう。(データを預ける費用、データを維持する費用、情報漏洩で被る被害額。ここら辺をきちっと費用試算するのが今後の私の飯のタネかな...。)
一方、私的ユーザとしての私の個人情報を含むデータ保護の意識は薄い。それほど気にせずWEBのカード決済で買い物しちゃう。WEBサービスは移動にかかる時間と費用を大幅に削減してくれるからだ。本好きの私がわざわざ東京に本を買いに行くこともほとんど無くなった。海外サイトでの買い物もできる。もし利用中のWEBサービスが全部止まったら恐ろしく不便になるだろう。この点で言えば我が家のネット環境は完全にインフラとなった。
個人情報の維持管理は販売元サイト(Amazonや7アンドワイや楽天など)を信頼するだけなので無料だ。個人的なデータ維持費用も安いもの。せいぜいデジカメデータのバックアップ用HDDくらい。そのHDD自体も昔壊れたPCのHDDを引っこ抜いて、USB接続できるカバーを3,000円くらいで買ってきてつけたものだ。
シス監の試験勉強をしていて感じることがある。企業は財務データの信頼性、業務の効率性、法令順守など要求を受けるのだが、この実現のために大変な金銭的負担となっている。まして会計監査の費用も異常高騰しているとも聞いている。この負担のためにどれだけの利益が圧迫されているか。われわれ従業員(派遣社員も含め)ががんばって稼いだ利益がこんなことに消えていくなんて正直残念すぎる。
稼いだお金は従業員や地域に還元するのが理想の社会だし、それが企業が社会に求められていることのはずだ。自社の従業員にも地域にも還元されず、東京のITベンダと監査会社が儲かるだけの仕組みに金を払うしくみはおかしいのだ。今不況のおかげで暇な時期に、どうすれば無駄なIT投資をせずに済むのか真剣に考えるべきだ。
今後、負のIT投資をしなければならない大企業はますます苦しみが深まり、逆に個人や中小企業が高度化したITの利点をますます享受できる時代となるだろうと思う。ドラッカーやトフラーの予想する未来がようやく日本でも現実化する。
変わらないことなど何も無い。つまり無常。変わることを恐れてはいけないのだ。
ランキングに参加しています。よろしければクリック↓お願いします。
にほんブログ村