2010年3月 7日

シス監受験と経営(ネットワーク+簿記+IFRS+クラウド)


昨日「だから、2010年はシス監とネスペ(っていうの今も?)と簿記(一応2級)を受験しようと検討中。」というツイートをしたのですが、「シス監にはDBが必要」とのご意見をいただき一度心が揺れ動いてしまったeddieですorz

その後、どう考えても140文字では表現できないくらいたくさんの考えが浮かび、また、その考えが今までの断片的な知識をつなぎ、これからのeddieの会社員生活の数年間(短っ!)をどう濃密に過ごすかについて、ある意味素敵な道筋が出来てしまったのでここでまとめてみます。

まず、前提としてeddieは製造業の情報システム部員です。就職氷河期の荒波をくぐり抜け、幾度の転職を経てようやくつかんだ田舎の大きな老舗会社の正社員職です。ただ、古い体質の会社ということで、笑っちゃう程の年功序列のため、何度もtwitterで愚痴ってる通り年齢順では37歳にして下から2番目のヒラです。しかし部内では技術的に負ける気がする人は一人を除きいません。(twitterで己の井の中の蛙を知ったわけですがw)

ですがeddieは就職したころからずっと会社経営を夢見ていて古い友人には「まだなの?」と言われる始末。転々としてる間に結婚して子供も抱え家まで建ってしまったので独立はもう少し我慢です。そんな「経営者希望の視点」から必要と考えた勉強の一つが「システム監査技術者」でした。

システム監査技術者(以下「シス監」)の受験は3回目で実質2回目(1回目はホントに無謀な受験だったのでノーカウントw)ですが、概要がおぼろげながら分かってきて、eddieのシス監受験の選択が間違っていなかったことに気付きました。それはシス監の求める人物像が「経営戦略と情報戦略の整合性がとれているか、を第3者視点で監査する人」であるからです。(この辺はまだ勉強中で少々あいまいorz)

一方、eddieの所属する情報システム部(以下「情シス」)は監査人に監査される側です。情シスの役割は会社の経営戦略にマッチした情報戦略、つまり、稟議書を書き必要なIT投資を経営者に立案することでです。その手続きが監査人が組織から独立した第3者として監査されるわけです。ということは、第3者の監査人が見たときに、適切な投資計画のもとに適切な手順で決済がされていることが、会社として望まれるので、その末端で設備提案を担当するeddieがシス監に「萌え萌え」なのも不思議なことではありませんw

シス監では上記のような大きな視点を抑えつつ技術的な知識もまた必要です。ただ、DBスペシャリストが必要かと言えば、eddieは全く不要だと考えます。たとえば、テーブル設計の思想や正規化やRDBMSというような具体的な専門知識をシス監は求めてないからです。専門知識は専門家に任せるのが適切です。eddieはDBが正直苦手ですから、将来経営者になったらDB技術者には甘いと思いますw 

また、eddieはネットワーク技術者としての経験が一番長いので、そちらの技術を磨きたいと思います。これもtwitterで専門家の方々に相手にしてもらううちに芽生えた気持ちです。一時は周囲に話の分かる人がほとんどいなくてふてくされてたのですが、先日、そんなフテ顔の横っ面をひっぱたかれた感覚は久々に目を覚ましてくれるものでした(みなさまありがとうございます!)そして、専門家として新しい知識を事前に仕入れておくことは、情報戦略として適切な施策を立案するうえでは不可欠です。「知らなかったばっかりに」なコスト負担増もあります。技術は会社経営を救います!(ネスペ受験はおまけです!という負け惜しみ野郎の昨年の結果は午後Ⅱで不合格orz)

そしてセキュリティです。eddieはセキュリティ対策部隊でもあるのですが、シス監では「リスクとコントロール」も重要なキーワードです。リスクを勘案し適切なコントロールがされているかどうかを書面やインタビューで監査人に監査されます。ということは情シスが、監査人が求める「リスクとコントロール」を実施しなければならないわけです。個人情報漏えい対策などの具体的事例の提示はきりがないので避けますが、シス監へのステップアップとして一番近いのは「情報セキュリティスペシャリスト」ではないかと考えます。(受験はしませんが...)

eddieは「業務システム開発」にもものすごーく興味があって、それは会社のモノとお金の流れがITで具現化された、まさに経営ツールだからです。eddieの勤め先は製造業なので、業務システムにおける情シスの主な担当システムは「生産管理システム」で、原価管理の知識が(本来)必要です。(中の人はよくわかってなさそうなのが怖いのですが...)だから「原価管理と言えば簿記2級でしょ!」という理由で、無謀にも3級を飛ばして初受験を2級に据えたわけです。受かることが目的じゃないのでそういう無謀をします。つまり、原価管理を知りたいだけなのと「3級は高校生でもとれる」との周囲の雑音をうのみにしたバカな男の暴挙です。(3級から地道にやった方がよいのは承知)

そういう観点で財務諸表などはここ数年眺めていたのですが「IFRS」!こいつはヤバいです。まだ「何となく」の域を超えないど素人なため用語もスラスラ出てこず、何がヤバいのかは書けませんが、ともかくヤバい(感じがする)!そしてそのヤバさは経営に直結すると思うので、何でヤバいのかを自身が納得したくて、誰に頼まれもしないのに勝手に勉強しています。

そして、最後に「クラウド」!これもヤバいw 笑い事じゃないのですが、クラウドで情シスは無くなると思います。ただ、クラウドに情報システムを預けるにあたっては、今述べてきたような技術的な知識をフル動員して経営戦略に整合性を持たせた情報戦略の立案が必須と考えています。いわずもがな、クラウドの技術的背景は最低限抑えておくことは必要です。

「情シス部員」であるeddieが会社で最後まで生き残るため、そして会社が生き残ってもらうために選択した「必要な知識を効率的に得るための受験」なので、合否はどっちでもいいんです(負け惜しみ)。ただ、受験という強制的な目標とたかだか5000円そこそこですが、受験料と交通費と貴重な日曜を潰してやるからには「受かるぞ!」という気持ちが知識の定着を助ける、というgdgdなエクスキューズを最後に文章を締めます。(なんだこの最後!?)

最後に
受験日まであと1か月ちょっとですが「やれるだけのことはやる!」以上!

2009年3月25日

銀行って要る?

起業を考えていた時期にいろいろ調べたのだけど実際は、よほどの担保か連帯保証人かがなければ融資しない。つまり銀行は法人に対しての融資じゃなくて、担保と連帯保証人に対する融資だからほとんどリスクがない場合にしか融資しない。そんなの怖くて起業なんかできっこない。

家を建てるときも住宅ローンを調べたけど、連帯保証人がいなけりゃ保障協会にリスクを負わせる。(もちろんその分の金利UP)

企業融資だって信用保証協会の保障割合が100%から80%になったからって貸し渋りはじめたって話をきいたことがある。

 

人の金使って景気がいいときには儲けまくっているくせに、不況で損しそうになったりすれば貸し渋り、実際損したら公的資金注入?何それ?

銀行は雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」という誰が言ったか知りませんけどこの言葉は、銀行のことをまったく良く言い当てているすばらしい名言ですね。

 

だから、「なんのためにあるのよ、銀行って」って最近思っていたんです。

 

そこでこんな記事を見つけました。

特に問題なのが株式投資である。株式保有は価格変動率(リスク)が高く、このところの株価の下落によって銀行は巨額の損失を計上した。政府は昨今の株安を契機として自己資本比率規制の緩和や公的資金の資本注入の計画を進めているらしいが、株式投資という銀行の本業以外の、高いリスクがある事業のために預金者を危険にさらす状況はおかしい。まして、税金の投入などという話になるのは理解に苦しむ。もちろん、株価あるいは配当が上がる可能性もあるが、決まった金利を受け取るだけの預金者にはまったくといってメリットがない。

何やってんの、銀行屋って。そんなあくどい商売だとはてんで知らなかった...。

株で儲けた分の金利払え!


記事にもあるように、預金者の預金保護と企業への資金融資という大義名分があるから、公的資金注入が許されているというのに、貸し渋り・貸しはがしで企業を倒産させまくっている銀行なんて要らない。

ドラッカー先生も

今の日本の銀行をみていると、第一次大戦の直後に私の父親が頭取を務めていたオーストリアの銀行を思い出す。1人でできることを4人でやっていた。

と語っていることもあるんだし、リストラ・ワークシェアはまず銀行からでは?うちでクビになった派遣の人たちとか雇ってあげてほしいよ、まったく...。


今週は年度末だから、つなぎ資金も借りれない会社がいくつもつぶれるだろうけど、ただ飯食らいの銀行のひとつやふたつくらいつぶれてくれて結構。ぜんぜん困らないし、無駄な税金投入がなくなって国民の資産の毀損は防げるから。個人的にも預金保証限度枠(いわゆるペイオフ)の1,000万も貯金ないし。

...いっそ巷でうわさのマイナス金利にすれば?銀行は貸し出さなきゃほっとくだけで損するんだから。ちなみに本日の普通預金金利0.04%、10年定期で0.6%台 orz...


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2009年3月 2日

大企業と個人のIT利用と投資について考えてみた

企業内ITの利用用途は、バックオフィス業務の効率化を目的としたERPが主だ。扱うのは会計・販売・在庫・購買・生産・人事・給与などの基幹業務である。扱うデータの性質上セキュリティを堅牢にして万全の体制を築く必要があるため膨大な投資がされている。維持費用単位は億。

一方でメール、WEBなど通信関連の維持費用は圧倒的に低い割合にとどまる。特にここ数年で劇的に低下した。おそらく個人利用の通信費用が低下したためそれに引っ張られているのが原因だろう。維持費用単位は一桁下がって千万。


さて私的なIT利用だが、今やWEB閲覧による情報収集だけにとどまらず、書籍・子供用品・家電全般・食料品・酒などの購入、光熱費・通信費・自動車保険・生命保険の各種支払いのカード利用履歴確認、銀行振り込み、残高確認...など幅広く利用している。

しかし一方でリアル店舗での利用は、ホームセンターの日用雑貨、スーパーの食料品、近所のラーメン屋、ガソリンスタンドで給油くらいか。しかもリアル店舗には毎週末行くともかぎらない。

IT環境維持にかかる費用だが、月々の固定費用は1万円程度の通信費用くらい。5万円PCがでてくるなどハードは劇的に安くなっているし、それも数年に一度の出費だ。


そこで、企業と私的利用でIT利用用途の路線がはっきり分かれてきたのがわかる。データの取り扱いについての感覚だ。

企業はおそらく基幹業務データを外に置くことはできない。つまり今後もデータを内にかかえるためだけに膨大な資金を投入しなければならない。同時にそれを守るためのセキュリティ対策にも膨大な資金投入がされている。サーバ設備維持や運用のための人件費や保守費だ。正直担当としては無駄金食いだとバカバカしく感じている。しかしそれをしなければならないのは、企業が所有する情報資産(個人情報、知財、営業秘密などのデータはもちろん、ハードの信頼性他、ITにかかわるあらゆるもの)の信頼性を求められているからである。

そこで思うのはいったい誰がその信頼性を求めているのか、だ。

その前に、データ保全の必要性をあるサイクルに示すとこうなる。
 情報漏洩・情報システムの不具合
 ⇒親会社のブランド失墜(マスコミによる攻撃が主)
 ⇒売上減少
 ⇒対外的評価減による株主の利益損失
 ⇒株主による役員追求...従業員の士気低下...品質低下...売上減少...

つまりデータの信頼性低下で不利益を被るのは、マスコミ(顧客)にさらされる大企業だけなのだ。だから信頼性維持を求めるのは大企業自身だ。

もう一度「なぜデータを外に置けないか」ということを考えてみるのだが、理由は「預け先の信頼度」と「費用」の問題だろう。

費用はだいぶ下がってきているようだし、利用者が増えればもっと下がるだろうと思う。預け先の信頼度についてだが、もともと自前でのデータ維持の信頼性が高いとは実際には言えない。なぜならわが社だってサーバの管理者権限のIDパスワード管理も、書類上だけの話で実際にはそんなに厳密じゃない...(やばっ!)。大企業の元従業員が情報流出させたり、退職した元従業員が持ち出したIDパスワードを悪用する犯罪など、枚挙にいとまがない。まして静岡は自然災害のリスクが高い(らしい=富士山噴火?)。

その考えで行けば、今後はSaaSを検討することは現実的となるだろう。(データを預ける費用、データを維持する費用、情報漏洩で被る被害額。ここら辺をきちっと費用試算するのが今後の私の飯のタネかな...。)


一方、私的ユーザとしての私の個人情報を含むデータ保護の意識は薄い。それほど気にせずWEBのカード決済で買い物しちゃう。WEBサービスは移動にかかる時間と費用を大幅に削減してくれるからだ。本好きの私がわざわざ東京に本を買いに行くこともほとんど無くなった。海外サイトでの買い物もできる。もし利用中のWEBサービスが全部止まったら恐ろしく不便になるだろう。この点で言えば我が家のネット環境は完全にインフラとなった。

個人情報の維持管理は販売元サイト(Amazonや7アンドワイや楽天など)を信頼するだけなので無料だ。個人的なデータ維持費用も安いもの。せいぜいデジカメデータのバックアップ用HDDくらい。そのHDD自体も昔壊れたPCのHDDを引っこ抜いて、USB接続できるカバーを3,000円くらいで買ってきてつけたものだ。

 

シス監の試験勉強をしていて感じることがある。企業は財務データの信頼性、業務の効率性、法令順守など要求を受けるのだが、この実現のために大変な金銭的負担となっている。まして会計監査の費用も異常高騰しているとも聞いている。この負担のためにどれだけの利益が圧迫されているか。われわれ従業員(派遣社員も含め)ががんばって稼いだ利益がこんなことに消えていくなんて正直残念すぎる。

稼いだお金は従業員や地域に還元するのが理想の社会だし、それが企業が社会に求められていることのはずだ。自社の従業員にも地域にも還元されず、東京のITベンダと監査会社が儲かるだけの仕組みに金を払うしくみはおかしいのだ。今不況のおかげで暇な時期に、どうすれば無駄なIT投資をせずに済むのか真剣に考えるべきだ。


今後、負のIT投資をしなければならない大企業はますます苦しみが深まり、逆に個人や中小企業が高度化したITの利点をますます享受できる時代となるだろうと思う。ドラッカーやトフラーの予想する未来がようやく日本でも現実化する。

変わらないことなど何も無い。つまり無常。変わることを恐れてはいけないのだ。

 

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