企業と地域コミュニティの行方 -ドラッカー-
実はドラッカー本はちゃんと読んだことがなかった。ブログや他の書籍など、あちこちで一部引用文などを読んで興味は持っていた。久しぶりに立ち寄った図書館で見つけて手に取った。「ネクストソサエティー」という本がそれ。
まだ読んでいる途中だが、すでにこれから日本が迎える時代を予言しているかのようだ。専門的に調査したデータなどを元に考え出した文章と、私の稚拙な考えとを「同じ」としてしまうのはドラッカー氏に失礼であることは承知だ。しかし、底流に流れている思想は私が抱く理想と同じような気がする。
たどっていくと最終的には「人」に行き着く。
欧米では「大企業に入るのは学業優秀ではない人で...」という話は、よく聞く話だが、それは今までの日本には当てはまらなかった。日本でもこれからは大企業製造業の新規雇用はほとんどなくなるだろう。だから優秀な人材は中小企業を選ばざるをえなくなって、遅ればせながら、ようやくドラッカー氏の指摘する中小企業化が進んでいくのかもしれない。そして、イノベーションが生まれる土壌となる。
かたや、地域コミュニティが復活する...というのはどうだろうか...。地方に引っ込んでから、いろいろな会合に参加させていただいているが、新しい世代が入る余地はあまりないし、入りたい動機づけになるものもあまりない。コミュニティが新しい人を受け入れようとしている姿勢は若干感じるのだが、その姿勢とは、"トヨタ自動車が国内で「若者の車離れ」で新規顧客を獲得できない構図"と同じようにさえ感じられる。
社会が変わっているのに、中に居る人の社会を見る感覚が昔と変わっていない。若い人の考え方は、昔の人とは異質なものだ。「入って違和感感じて文句言うくらいなら、最初から参加したくない」というのが若者の本音だろう。ただ、若者だっていろんなつながりを求めているはずなんだけど、そんなつながりが現実世界に存在しないのと、若者たちにとっての理想のつながり方が見えてないのだろうと思う。だから、ケータイでの頻繁なメールとか、mixiみたいなSNSとか、学校裏サイトなんてその心理の裏返しなのだと思う。
こちらに関してドラッカー氏はNPOを推進しているようだが、日本の今のNPOにはあまり魅力がない。役所のひも付き補助金を得るための「下請け構造」が製造業のそれと一緒に感じてしまう。つまり「仕事は大企業(役所)が中小企業(NPO)にくれてやるもの」だから。もう少し役所が切り分けてくれればいいのだけど、住民の役所への依存度が大きいことにも問題があるから、この点一概に役所だけが悪いとも残念ながら言い切れない。
また、「NPO=ボランティア」と誤解されてしまっているので、団体を存続するためには人件費を含めた経費が必要なのに、たとえば施設利用料を求めることすら利益と誤解されて、許されないような雰囲気を感じさせる現状では、今のところNPOを起こそうと思うのは「役所からのオコボレをもらう下請け感覚に違和感を感じない人」か、「明日のメシの心配をする必要のない大富豪か」のどちらかしかいない。NPOを普及させるには、まず、この誤解を解くのが先決。
とはいえ、久々にNPO調べなおそうかなぁ、とも思っている。製造業輸出産業で成り立っている静岡県の惨状は、行政が重い腰をあげなければ救えないのは事実でしょうから。(NPOに興味のある御殿場市民の方、気軽にお話しませんか。In オフ会)
多分直球のスピードと力が凡人並だったのだろうと思う。いつもど真ん中勝負してきた経験から言うと、あまり通用しなかった。個人的にはノラリクラリと変化球でかわしていくのが得策なのかもしれない。
だから、橋下府知事の正面からの直球ど真ん中勝負が面白い。やっぱり弁護士は伊達じゃない。
しかし、このエントリ、ぜんぜんまとまりがない...orz.まぁ、私的ブログだからね。
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